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文法批判に物申す

 

 文法を中心に進められる授業には批判が集まりがちです。

 

 英語の文を日本語の意味にあてはめてそれを覚える。批判されている方の多くは、そんな授業を想像されているのかもしれません。

 

 例えば、「現在進行形にできない動詞は、likehaveknowだから覚えなさい!」とか、「不変の真理は現在形になるから覚えなさい!」とか、そういう授業を想像されているのかもしれません。

 

 昔はそうやって教えられていたのかもしれません。また、今もそういった授業形態をとられている先生も多からずいらっしゃることでしょう。しかし、英文法を批判される方にも今の英文法がどのように教えられているのかを少し知って頂きたいです。単なる暗記ではなく、考え方を大切にしている授業を知って頂きたいと思っています。

 

 

 

 例として私の場合、どのように現在形を説明しているのかお見せします。

 

 I go to school every day.

 

 この例文を読んで、「この文が現在・過去・未来のどの時間を示しますか」と質問します。

 

すると、ほとんどの生徒が「現在」だと答えます。導入時で、「現在形」と板書するので、生徒は素直に答えます。しかし、「every day」に注目をすると、「毎日学校に行くということは、昨日もおとといも、その前も行ったはず」「明日も明後日も、その後も行くはず」

 

ということは、現在形の表す時間幅は…と言うと、生徒は「今も昔も、未来も!」と理解をし、現在形の核となる考え方が身につけます。そこから、不変の真理の話題に移ります。

 

「不変の真理って覚えなければいけないけれど、今も昔も未来も起こることは現在形なんだから当然だよね」と話を持っていけば、生徒にとって例外が例外でなくなり、当然のことになります。

 

 このように単なる暗記ではない、使える文法力が見についていきます。

 

 

 

 今の文法は単なる暗記ではないということをぜひ知って下さい。

 

 「最強の英文法」では、暗記ではなく生徒が理解できる英文法の授業を展開しています。

 

 学校の授業ではよく文法が分からない方、英語を教え始めて生徒への教え方に戸惑っている方、自宅での学習で英語を勉強したい方にも適していますので、ぜひ覗いてみてください。